以前、旅行先で買った使い捨てカメラのフィルムが残っていた。
これ、全部撮りきってしまわなきゃ現像に出せない。
ま、とりあえず、なんでもいいから撮ってしまおうということになった。
実家の庭で残り（７～８枚はあったかも）を撮ってその日のうちに現像に出した。
出来上がりは次の日ということで、めっちゃ楽しみにしてた。

次の日、現像に出した店（なぜか薬屋）から電話がかかってきた。
なんか写真の中に３枚パノラマ写真があったので、もう一日かかりますって。
なんだ？それ、
そんなことってあるの？（やっぱ安いとこ出したから？）

だいたいパノラマが撮れるなんて気付きもしなかったし（笑）
それにしたって、パノラマで撮れた写真っていったいどれなんだろう
きっと写真撮る時に気付かずにパノラマに切り替えたんだろう。

そこからあたしと母の必要以上の期待が膨らみ始めた。
「３枚だけってのは、たぶん最後に撮った3枚のことだよねえ
あれって庭で撮ったじゃない？
パノラマって横にド～～～ンって広がるあれだよね。
ってことは、うちの庭がド～～～ンって横に広く見えるってことでしょ？

すっごいじゃない・・・それって！！
これでうちの庭も・・・庭園？

これはもう、家宝じゃない？もしかして・・・（喜）

期待が膨らむだけ膨らんだあと、例の写真が出来てきた（ワクワク）

パノラマ写真はやはり庭で撮ったものだった。
しかし、その写真は縦長に撮られたものだった。（カメラを縦にして撮ったのだろう。
玄関のドアーが下の方から屋根までド～～～ンと写っていて
その下の方に人がおまけのように立っていた・・・（笑）
しかもドアーは薄汚れている（だから早くペンキ塗り替えようって父に言ってたのに）

はっきり言ってこれは間違いなく家宝ではない・・・。

このあと、この写真は、誰の目にも触れない引き出しの奥に
母によって葬り去られたようだ（爆）