顔のシミ取り

数年前、某美容クリニックのキャンペーンで顔のシミ10個取って〇〇円って広告に飛びついて初めて美容クリニックとやらに行ってみた。


最初説明を聞かされたあと、女医さんがやってきた。
手鏡を持たされた後
「取りたいシミを順番に言ってくださいね。」
どうしても取りたい2つの他3~4個までは簡単に決まったけど
(そのたびにシミに赤かなんか?のサインペンでシミを〇でかこむ女医さん)


そこからあとは、もうみんないっしょ。
小さいシミだかホクロだかよくわかんない同じ大きさのシミ達。


じゃ、コレとコレで(もう最後はテキトー)お願いします。


これで10個ですね。
じゃ、ここもおまけでやっておきましょう。


やったー!11個だ。


レーザーを照射した跡には小さなテープが貼られた。
顔に11個のテープ。
マスクの世の中でよかった。
マスク無かったらこの顔で外なんて歩けないわ。


顔はいつも通り洗っても大丈夫ですけど、あまりゴシゴシ洗わないでください。
もしテープが取れた時用に替えのテープを一巻出しておきますね。


マスクの下の顔はさておき、気持ちは上がりまくり。
あとはこのテープが取れる頃のお楽しみです。


あれ?鏡を見て気付いた。
向かって右の目尻の下に貼ったテープの上の部分がマスクから覗いている。


目の下ギリギリまでマスクを上げてみるけど、しゃべったり顔が動いたりすると
ズリズリとマスクが下がってベージュのテープが顔を出す。
これじゃ目が隠れるくらいまでマスクを上げないと無理だ。
というより無理すぎる。
他の10個の皆さんはおとなしくマスクの中におさまっているのに。


顔にベージュのテープって、いかにも私シミ取りしたんです。ってことを宣言しているようなもんだ(ちょっと考えすぎ?)
ま、あれこれ考えてもしょうがない。
もう受け入れるしかない。1か月も2か月も貼ってるわけじゃないんだし、
マスクがズレないように外では顔を動かさないようにしゃべるしかないなあ。


夜お風呂に入った。
顔はテープが剝がれないようにそっと洗った。
それでも何枚かのテープが排水口めがけてゆっくり流れていった。
出たらテープを貼っておこう。
剥がれたところはレーザーの跡でなんとなく少し赤いような気もした。


チョイチョイっと素早くテープを貼る。


1。2。・・・・11。12。あれ?
13個ある。おまけの一個を入れても11個のはずだ(汗)


げっ!どこで違ったんだろ。


じゃ、2個はがせば・・・って話ではない。
もうどれがどれだかわかんない。
しかもレーザーしたところにテープを貼るのは紫外線があたらないようにするためでもあるらしい。
そうなるとますます剝がせない。


もしまちがえてレーザー跡に貼っていたシールを剝がしちゃったとしたら、
怖い、コワイ、怖すぎる(ひえ~!)


もう13個でいい(泣)


その後もマスクから出よう出ようとするシールや、マスクの中に隠れる13個のシミの跡たちとの格闘はしばらく続いたが、化粧するたびコンシーラを塗ってシミ隠しをするという毎日の基礎工事から免れることができたので、結果バンザイなのであります。